
こんにちは!うさたです!
今日は、チャートで表示するインジケータのひとつ「移動平均線」をご紹介したいと思います!
MT4チャートを使っておられる方はご存知だと思いますが、チャートにカスタマイズできるインジケータはホントにすごい種類が存在しています。
その中でも移動平均線は、FX口座を開設したらチャートを補助するインジケータとして、どのFX会社も事前に準備してくれているぐらい、とっても人気のあるインジケータのひとつです!
この記事では、移動平均線とは何かなど、移動平均線の種類や仕組みについてをご紹介していきます!
移動平均線とは
移動平均線とは、設定した期間の終値を平均した値を線で結んだグラフのことです!
このチャートでは、3本の移動平均線を表示させています。
赤、青、黄色の3本の線がご確認いただけると思います。これが移動平均線です!
移動平均線には、種類があります。
まずは移動平均線の種類をご紹介いたします。
移動平均線の種類
移動平均線には3種類の移動平均線があります。
単純移動平均線
単純移動平均線(SMA:Simple Moving Averageもしくは単にMA:Moving Average)
一定期間の終値を平均して線で結んだグラフ。一般的に「移動平均線」と呼ばれるものは、この単純移動平均線を示している場合が多いです。
加重移動平均線
加重移動平均線(WMA:Weighted Moving Average)
加重移動平均線は、単純移動平均線に比べて直近のレートに比重をかけた移動平均線です。単純移動平均線よりも相場の動きに早く反応することが特徴です。
指数平滑移動平均線
指数平滑移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)
指数平滑移動平均線も加重移動平均線と同様に、直近のレートに比重をかけた移動平均線です。加重移動平均線に比べて指数平滑移動平均線は、さらに直近のレートに比重を置き、含まれる値が過去になればなるほど比重を軽くする移動平均線です。単純移動平均線や加重移動平均線に比べて、変化をより早く表す移動平均線と言われています。
一番シンプルな単純移動平均線を知っておくだけで、移動平均線とはどういうものかがつかめるので、もう少し詳しく移動平均線の仕組みを見ていきましょう!
単純移動平均線の仕組み
ここから単純移動平均線(=以下、移動平均線)の仕組みについてご説明いたします。
まず初めにこちらのイラストをご覧ください。
3種類の移動平均線の内、ひとつが「MA(5)」と表示されています。
この意味は「ローソク足5本分の終値を平均したグラフ」であることを意味しています。
計算式はこのような計算式になります。
例えば、直近のローソク足5本の終値が以下だった場合の移動平均値を計算してみます。
「終値1=80円」+「終値2=90円」+「終値3=100円」+「終値4=110円」+「終値5=120円」
→500÷5=100
→移動平均値=100
こちらのイラストをご覧ください。
それでは答え合わせをしてみましょう!
正解はこちら!
あなたはわかりましたか?
答えの解説をしていきます!
答えの解説
→510÷5=102
うさたのちょこっとポイント!

移動平均線のパラメータってご存知ですか?
このパラメータで移動平均線を表示させているからと言って、月足チャートや週足チャートを見なくてよいということではありません。
移動平均線のパラメータ設定方法については別の記事でお伝えしますね!
- 移動平均線とは、設定した期間の終値を平均した値を線で結んだグラフ!
- 移動平均線の種類は3種類!中でも単純移動平均線がメジャーです!
- 計算方法は、一定期間のローソク足の終値を足して、ローソク足の数で割るだけの平均値です!
- 移動平均線は、世界中のトレーダーが使用しているインジケータ!
まとめ
トレードをしていて、移動平均値を実際に計算することはあまりないと思います。チャートに移動平均線を表示させると、自動で計算してて表示してくれるので、ぼくたちは計算することはありません。
では、なぜ移動平均線について解説して、計算の仕方をお伝えしたと思いますか?
実際に計算してみることで、移動平均線の仕組みに対する理解が深まると思ったからです。
移動平均線の意味を理解して使っていないと『ただ平均値がグラフになって表示されているだけ』になりかねません。
他のインジケータにも同じことが言えますが、そのインジケータが「どういうものか」を知ってはじめて「どう活用したらいいか」が自分で導き出すことができるようになると考えています。
インジケータを表示させるのであれば、インジケータが「どういうものか」を知って活用すると、トレードでどう使えばいいか見えてきますよ!