
FXの注文方式で、ECN方式とSTP方式という注文方式があるのをご存知ですか?
噛み砕いて説明すると「どんな方法でオーダーが処理されているのか」という内容です。
例えば、あなたが米ドル/円のレートが100.000円になった瞬間に買い注文ボタンを押したとします。
その時、少し差異が発生して約定した経験はありませんか?(例:100.001円で約定したなど)

これに関わっているのが注文方式です。

コスト面にも違いがあるので、取引コストが気になる方もぜひご覧ください。
まず初めにECN方式から見ていきましょう。
ECN方式とは?
ECN方式とは、Electronic Communications Networkの略で、日本語では電子証券取引ネットワークと呼ばれています。
ECN方式は、NDD(ノンディーリングデスク)方式に分類される注文方式のひとつです。

注文方式と言っても、ぼくたち個人トレーダーが出す注文のことではなく、FX会社が採用している注文スタイルのことを表しています。
ECN方式の位置づけは?
FX会社は、DD(ディーリングデスク)方式とNDD方式のどちらかを取引スタイルとして採用しています。NDD方式を細かく分けるとECN方式とSTP方式に分けることができます。
よってECN方式は、NDD方式の一種に当たります。
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NDD方式はディーラーを介さずに投資家のオーダーを電子的に執行するシステムなので、DD方式に比べて透明性が高いと言われています。非常に優れた約定力が定評です。
ECN方式のメリットは?
先ほどもお伝えしましたが、ECN方式の注文処理方法は、オークション形式のマッチングによって処理されます。
トレーダーの注文がインターネット上の「板情報」として表示され、注文がマッチングした参加者同士が合意することで売買が成立するという仕組みになっています。

ECN方式のデメリットは?
デメリットは、マッチングしないといつまでたっても注文が成立しないという点です。全く約定しないという意味ではありません。
大量のオーダーがあることでメリットを発揮する注文方式ですね。
また、STP方式に比べてスプレッドが狭いという特徴がありますが、スプレッドが狭い分、手数料がかかるところがもデメリットです。

続いてSTP方式をご紹介します。
STP方式とは?
「STP」とは、Straight Through Processing(ストレート・スルー・プロセッシング)の頭文字です。
STP方式もECN方式と同じく、NDD方式に分類される注文方式のひとつです。

ECN方式とSTP方式の違いは?
ECN方式は、トレーダーの注文をオークション形式でマッチングさせる取引なのに対して、STP方式は取引におけるプロセスを機械で自動に行わせます。
レートの透明性は?
その分STP方式に比べてスプレッドや手数料などのコストがかかります。
取引コストは?
ECN方式=スプレッド狭い、取引コスト高い
STP方式=スプレッド広い、取引コスト安い
XMTradingでは、STP方式とECN方式のどちらのコースも用意されています。

XMはNDD方式を採用!
海外FX会社のXMTradingはNDD方式を採用しています。
ポイント!
STP方式=マイクロ口座、スタンダード口座
ECN方式=XMゼロ口座
さらにXMは、マイナス残高リセットシステムもあって、MetaTraderも使えるので、とても使いやすいFX会社なのでおすすめです。
まとめ
ECN方式とSTP方式は、どちらもNDD方式なのでレートの透明性は高いです。仕組みが違うだけで、どちらともトレードにはほとんど支障をきたさないでしょう。
レートの透明性はほぼ大差がないので、比較して悩むのであれば、コスト面に値するスプレッドと取引コストを考慮した方が資産管理で有益に感じる場面が多いでしょう。
海外FXに興味がある方は、海外FXの中でも日本人トレーダーが多いXMを見に行くと参考になると思います。
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国内FX口座をお持ちなら、海外FX口座をひとつは作っておいて資産とリスクを分散しながら投資するのもおすすめです。
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