
こんにちは!うさたです!
FXには、たくさん用語がありますよね。
はじめて聞く言葉も多いのではないでしょうか。他の記事でもお伝えしていますが、FXにおいて以下の3つの言葉は資産管理において基本であり、あらゆる場面で登場します。
今日の記事は、FXの資産管理に大切な用語のひとつである「証拠金維持率」についてのご紹介です!
「証拠金維持率」と聞いてもあまりワクワクする内容ではないと思うのですが、大切なキーワードのひとつなので、なるべくコンパクトな記事にまとめてサクッと読んでいただけるようにしたいと思っています!ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです!
証拠金維持率を知るメリット
たくさんあるFX用語の中で、証拠金維持率をご紹介するのには訳があります。
証拠金維持率を知るメリットとは、資産管理に役立つことや、FX各社によって異なる強制ロスカットのルールなどの説明も理解しやすくなるというメリットがあります!
資産管理やポジションのロット数など、FXでトレードをしている中で何かと登場する証拠金維持率という言葉。
この言葉の内容を理解して、一歩踏み込んだ資産管理のスキルの向上につながればと思っています!
証拠金維持率は、強制ロスカットとか他のキーワードの計算に出てくるから、証拠金維持率を理解していないと分からない可能性が出てくるんだね。
それを理解するためにも、証拠金維持率を知っておくことが必要になってくるんだよ!
では、証拠金維持率について詳しくご紹介いたします!
証拠金維持率とは
証拠金維持率とは、時価評価総額に対する必要証拠金の割合のことです!
証拠金維持率はパーセンテージで表されるのですが、証拠金維持率の値が高いほど、レバレッジのリスクが低いとも言えます。
では、証拠金維持率の計算式をご紹介いたします!
ここで、今まで学んだ「必要証拠金」と「有効証拠金」が出てくるんだ!
必要証拠金と有効証拠金を知っておかないと、証拠金維持率だけを調べても理解しにくいんじゃないかな?くまたくん、頑張って先に学んでおいて良かったね!
証拠金維持率を計算しよう!
証拠金維持率の計算手順
まず初めに、証拠金維持率を計算していく手順を紹介します。
証拠金維持率を自分で計算するときは、以下の手順で計算してきましょう!
↓
②有効証拠金を算出する
↓
③証拠金維持率を算出する
はじめに「必要証拠金」を算出して、次に「有効証拠金」を算出します。その2つを使って「証拠金維持率」を算出していきます。
おさらいしておきましょう。
証拠金維持率を算出する計算式はこちらです!
クイズ!『証拠金維持率はいくら?』
突然ですが、ここで証拠金維持率に関するクイズです!
上の証拠金維持率の計算式を見ながらでいいので、楽しんでトライしてみてくださいね!
ふたつの答えが分からないと証拠金維持率を算出することが困難ですので、「必要証拠金」と「有効証拠金」を下記のページでご確認くださいませ!
それではいきましょう!
クイズ!『証拠金維持率はいくら?』
【シチュエーション設定】
FX口座資産:10万円
レバレッジ比率:25倍
ドル円の現レート:101.00円
ドル円買値レート:101.00円
ポジション数:1
ロット数:1ロット(10,000通貨×1)
解答の内容はこちらです!
↓
10万円ー0円(評価損益)=10万円(有効証拠金)
↓
10万円÷40,400円×100=247.524・・
↓
約247.5%!
クイズ!『証拠金維持率はいくら?』第2問目!
そのシチュエーションを下記の状態と仮定した場合、証拠金維持率はいくらになるでしょう?
【シチュエーション設定】
FX口座資産:10万円
レバレッジ比率:25倍
ドル円の現レート:100.00円
ドル円買値レート:101.00円
ポジション数:1
ロット数:1ロット(10,000通貨×1)
↓
10万円ー10,000円(評価損益)=9万円(有効証拠金)
↓
9万円÷40,000円×100=225
↓
225%!
いかがでしたか?
楽しみながら学んでいただけたらと思ってクイズ形式にしてみました!
それでは、記事のまとめです!
- 証拠金維持率を知るメリットは、資産管理に役立つことや強制ロスカットのルールなどの説明も理解しやすくなります!
- 証拠金維持率とは、時価評価総額に対する必要証拠金の割合のことです!
- 証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100が計算式です!
- 証拠金維持率についてFX各社によって計算式などを含めた内容が若干異なる可能性がありますので、ご了承ください!
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます!
証拠金維持率についてご理解いただけましたでしょうか?
冒頭で触れましたが、FX各社が強制ロスカットなどのルールを設定しているのですが、その中に、この証拠金維持率が関わっていることが多いです。
少し想像してみてほしいことがあります。
考えたくはないのですが、もし仮に、万が一あなたが初めて強制ロスカットになった時が、「FXでトレードをすることにかなり慣れていて、大きなロットでトレードをしていた時」だとしたら、とても大きな損失になりそうだと思いませんか?
証拠金維持率のことを学んでいないと、そういうことが起こり得る可能性が高くなります。
なぜなら、強制ロスカットや追加証拠金制度などは証拠金維持率を基準としているFX会社が多いからです。
どのような条件下で強制ロスカットなどが執行されるのかが認識不足だったとしたら、『まだいけるだろう』と思っていても、FX会社が定めたルールの証拠金維持率まで達したら、気づかないうちにFX会社にポジションを決済されてしまうことだってあるのです。
だから、今のうちに知っていてほしいのです。
あなたがポジションを保有しているとき、あなたの証拠金維持率のパーセンテージが「高い」のか「低い」のかを、今のうちに体感しておくことが、これからのFXにおける資産管理につながります。
「これらの知識を学んだから絶対安全」というわけにはいきませんが、少なくとも証拠金維持率について調べ始めるのが、強制ロスカットになってからでは遅すぎるのです。
あなたには、そうなってほしくないから、「必要証拠金」、「有効証拠金」、「証拠金維持率」の記事は『【FX基礎知識】初級編』に区分けしています。
これらの内容をベースとした記事を増やしていこうと思っています!
ぜひ資産管理にお役に立てくださいませ!