
こんにちは!うさたです!
今日は、FXでよく使われている言葉のひとつである「押し目買い」について解説していきたいと思います!
「押し目買い」という言葉を始めて聞く方も、言葉の意味は知っているけどトレードで押し目買いが上手くできない方も、これからトレードする上で押し目買いの参考になるようなポイントや考え方を交えてお伝えしていきたいと思っています!
ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです!
押し目買いとは
押し目買いとは、上昇トレンド中に一旦落ち着いてレートが下がってきたところを狙ってトレンドフォローの買いを入れるエントリーテクニックのひとつです!
為替差益を使ってFXで利益を上げていくには『安く買って高く売る』か『高いところで売っておいて安くなったら買い戻す』と利益になります。
押し目買いは『安く買って高く売る』手法のひとつです!
では、押し目をチャートで確認してみましょう!
こちらが押し目が確認できるチャートです。
このチャートはGMOクリック証券のドル円日足チャートです。
チャートの右側が上昇トレンドです。
その上昇トレンドの間に、3つの赤い丸印をつけているところが「押し目」になります。
「押し目」は価格が一旦安くなっているので、再び高くなることを見越して、安い時に買っておくことを押し目買いと言います。
相場は波のような形をすることが多いから、上昇トレンドになっても一旦下落してくることがあるんだよ!
そこを狙って買い注文を入れるんだ!
先ほどのチャートをもう一度ご覧ください。
その後、上昇トレンドでレートが上がっていって、113.800円まで上昇しています。
たしかにこれだけ獲得できたらすごいね!
次は、押し目買いのメリットとデメリットを確認していきましょう!
押し目買いのメリットとデメリット
押し目買いのメリットとデメリットについて確認していきましょう!
まずは、押し目買いのメリットからご紹介いたします。
押し目買いのメリット
押し目買いのメリットは2つあります。
- 上昇トレンドに乗りやすい
- リスクリワードが確認しやすい
この2点が押し目買いのメリットです。
ひとつずつご説明していきます。
上昇トレンドに乗りやすい
押し目があると、上昇トレンドに乗りやすいです。
あなたもなんとなくこのイメージは分かっておられるかもしれませんね。
こちらはイラストを使ってご説明いたします。下のイラストをご覧ください。
Bだと、いつエントリーすればいいのか不安な気持ちのままエントリーしそう。
先ほどのイラストは極端な例なので、実際に押し目がないというのは考えにくいですが、チャートの時間軸によっては、イラストのBのように買い優勢が続いているように見えるときもあります。
うさたのちょこっとポイント!
例えば、下位足の時間軸では押し目が出ているけど、上位足の時間軸では上昇トレンドに入りたてでまだ大きな波での押し目ができていないときなどがこの場合に当てはまります。まだトレードスタイルが決まっていない方は、いろんな時間軸に優先順位をつけるのが難しいかもしれないので、「下位足ではAのような状況」だけど「上位足ではBのような状況」が発生している場合、Bのような場合では、いつエントリーしていいか分かりにくいかもしれませんね。
そのような場合は、Aが押し目と確信が持てるのであればエントリーしてしまっていいと思います。
Bの時間軸をメインでトレードしている場合は、下位足で押し目が出たからと言って無理にエントリーする必要はありません。
見送ることも立派な戦略だとぼくは思っています。
リスクリワードが確認しやすい
押し目があるとリスクリワードが確認しやすい場面があります。
先ほどご覧いただいたチャートでご説明いたします。
ドル円の日足チャートです。
このチャートの赤い四角の枠部分を拡大したチャートが下になります。
前回の波で高値と安値の更新があったので、上昇トレンドに切り替わったことを確認できたので、次の押し目で買いを狙っている状況とします。
思惑通り押し目をつけてきたので、「買」のレートでエントリーしようと思いました。
そのとき、損切りと利確目標を決めるとき、単純に損切りは直近安値の下、利確目標は直近高値までと決めたとしても、リスクよりリワードの方が大きいことが分かりますよね。
上昇トレンドの中でも、一旦押し目を作ってくれていると、リスクリワードがパッと確認しやすい場面があります。
また、確認しやすいだけでなく、損切り幅も小さくしやすいこともメリットとなることが多いですよ。
押し目買いのデメリット
押し目買いのデメリットは、そのまま下落していく可能性があるということです。
上昇の勢いが落ち着いてきている状態が押し目になりますが、現象として起こっていることは「レートが下落してきている」ことです。
この事実は、言い換えれば「上昇トレンドと言えど、レートが下がっているときは売りの勢いに押されている」ということでもあります。
レートが下落しているときに『押し目だ!』と思い込んで、安易に買いポジションを持つことは危険です。そのまま下落するだけかもしれませんので。
押し目買いのポイント!
しっかり押し目と判断できる根拠を見つけて、再びレートが上昇したことを確認してからエントリーすると良いですよ!
- 押し目買いとは、上昇トレンド中に一旦落ち着いてレートが下がってきたところを狙ってトレンドフォローの買いを入れるエントリーテクニックのひとつです!
- 押し目買いのメリットは2つ!①上昇トレンドに乗りやすい②リスクリワードが確認しやすい
- 押し目買いのデメリットは、そのまま下落していく可能性があるので注意です!
- 押し目買いをするときは、「押し目」である根拠を見つけて再度上昇を確認してからエントリーしましょう!
まとめ
この記事では、FXのエントリーポイントのひとつである「押し目買い」について解説してきました。
上昇トレンドが下落してきたときに盲目的に押し目だと判断するのは危険だとぼくも同意見です。
でもチャンスかもしれないということも事実です。
『じゃあどうしたらいいの?』というところに答えを見出そうとする中に、市場心理が関わってきます。
相場に絶対はありません。
「上昇トレンドの勢いが弱まりレートが下落してきた」という事実を前に、このまま上昇トレンドが継続するかしないかは、その時市場心理がチャートにどのように表れているかで変わってくるので、エントリーするならば「押し目」だと言える理由を誰かに説明できるぐらいの自信を持てるときにエントリーするぐらいの慎重さがFX初心者の頃は必要だと思っています。
FXを始めたてのころは「押し目買いがエントリーポイント」と知ると、近視眼的になって他の相場環境の優先順位が低くなってしまうことが考えられます。
そこにはリスクが潜んでいるということを忘れずに、投資に値すると判断できたらチャンスをつかみに行くという心構えを持って押し目買いをしてくださいね!