ブラックスワン
ブラックスワンとは、市場でほとんど予想することができず、起きたときのインパクトが大きい事象のことをブラックスワンと言います。
2007年に、ナシーム・ニコラス・タレブが刊行した著書『ブラックスワン(The Bkack Swan)』がきっかけで使われるようになった用語です。
これまで、白鳥(スワン)の色は白色と思われていましたが、オーストラリアで「黒い白鳥(ブラックスワン)」が発見されたことによって、これまでの常識が大きく覆ることになりました。
これにちなみ、これまでの知見などで予想できない事象が発生し、そのインパクトが多くの人に影響を与えるような事象のことをブラックスワンと呼ばれています。
近年では、リーマンショックや英国のEU離脱、トランプ氏がアメリカ大統領に就任したことなどがブラックスワンに当たります。
これらの事象は、歴史的に見れば、まだ記憶に新しい事象に入るかと思います。ファンダメンタルズ要因では、度々ブラックスワンのような事象が起こるので、FXをするに当たってリスクが常に伴うことを忘れてはいけません。FXは短期間で元手の資金よりも大きな資金で投資して稼ぐことができるので、ブラックスワンが起こった時でも最悪の事態を免れるために、マイナス残高リセットのFX会社を選ぶなどして基礎となるリスク管理をしておくことをおすすめします。
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