レジスタンスライン
レジスタンスラインとは、チャートに引く水平線の呼び方のひとつで、市場参加者の多くが、これ以上レートが上昇しないと認識されやすい価格帯のことをレジスタンスラインと言います。
レジスタンスラインまでレートが上昇したときに、跳ね返されて一旦下落することがしばしば見られることから、抵抗線、または、上値抵抗線と呼ばれることもあります。
反対に、市場参加者の多くが、これ以上レートが下降しないと認識されやすい価格帯のことをサポートラインと言います。
FX用語|サポートライン
レジスタンスラインやサポートラインは、市場参加者の多くが認識している価格帯なので、市場心理が表れやすい場所です。
例えば、上昇トレンドでレジスタンスラインをブレイクするか分からない局面では、レジスタンスライン付近を利確ポイントにするトレーダーが多くいるため、レートがレジスタンスライン付近まで来たらロングポジションを決済で売るトレーダーが増えます。このため、レートはレジスタンスライン付近で一旦抵抗を受けるような動きを見せることが多くなります。
また、レジスタンスラインをブレイクすれば、上昇トレンドが継続する可能性が高いと判断するトレーダーが多くなります。
レジスタンスラインをブレイクアウトしたときに、レートが一気に動く時があります。
トレンドフォローを狙っているトレーダーは買い注文を入れることに加えて、もともとショートのポジションを保有していたトレーダーは上昇トレンドが継続すると含み損が増えるため売りポジションを決済で買い戻します。新規の買いと決済の買いが大量に入ってくることで、レジスタンスラインをブレイクアウトしたときに、レートが一気に動くことがあります。
ブレイクアウトした瞬間を狙おうとすると、ダマシで天井をつかまされることもあるので注意しましょう。
下位足でエントリーのタイミングを図るときに、レジスタンスラインがサポートラインに転換したことを確認してからエントリーするとブレイクアウト後の上昇波に乗るトレードスキルが上達していきます。
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